矢沢永吉

September 01, 2012

EIKICHI YAZAWA 40th ANNIVERSARY LIVE「BLUE SKY」

行ってきましたよ。
久しぶりのライブは、日本版OZZFEST、EIKICHI YAZAWA 40th ANNIVERSARY LIVE「BLUE SKY」。生永ちゃん初体験。
永ちゃんがOZZYなら、CAROLはSABBBATHで、「ファンキー・モンキー・ベイビー」は‘Paranoid’か。こじつけがいい具合に当てはまって嬉しい。
死ぬまでに一度は体験しておきたいとは思っていただけに良い機会になりました。

・マキシマム・ザ・ホルモン
01.What's up, people?!
02.恋のスウィート糞メリケン
03.恐喝〜kyoukatsu〜
04.恋のメガラバ

オープニングに登場のホルモンからハズすわけにはいかない。前日に急遽決まってしまった休出のミーティングが押して小机に到着したのは15:08。スタジアムに向かう人を掻き分け、席のWスタンドに到着。ほどなくホルモンがスタート。

なん、です、が…。

いや〜、見渡す限り空席の嵐。
アリーナもスタンドも椅子椅子椅子椅子椅子椅子人椅子椅子爪爪爪椅子椅子椅子椅子椅子椅子椅子人という有様。ガラガラにも程がある。んー、この時点の集客は、どう見ても1割りにも満たない。
まぁ、永ちゃんファンに対するホルモンの知名度はこの程度なんでしょう。手痛い仕打ちですなぁ〜。

ステージは、中央に赤い『Z』のロゴが燦然と輝くメイン、その左右にサブが設置されている仕様。タイムテーブルを見た時にホルモンからクロマニヨンズまでは、転換の時間が取られてなかったので、どうなるんだろうと思っていたのだけれどこういうカラクリだったのか。
トイレタイムの調整は難しいけれども、退屈しないで済むし、これはこれで良い仕様である。
ところで、なんで“E“とか“Y”とかのイニシャルぢゃなくて『Z』?素人意見で恐縮なんですが。素朴なギモンです。ロゴでZが強調されているからなのかなぁ。

前置きが長くなってしまった。
で、ホルモン。その筋では絶大な支持層を持つ彼らもここではアウエイ。それは、たぶん、ホルモンだけじゃなく他の全てのサポーティングアクトも同様。
出演者も重々承知の上での出演オファー受理のハズ。その状況をステージパフォーマンス、セットリストでいかに乗り越えるかが見モノでもある。

ホルモンは今日で通算3回め。
彼らがメインのライブでは、その音作りとはウラハラなお子ちゃまライブな印象を抱いてしまい、正直、CDもライブにも足が遠のいていたのだが、今回はアウェイ仕様が功を奏してかそのような印象はない。

“麺硬こってり”、笑えて楽しいMCも含め、いつものライブのおいしいところをギュッと濃縮したかのようなライブは、まばらではあるけれど会場に集まったダイハードな永ちゃんファンにもアピールした。

The Bitthday
01.なぜか今日は
02.ROKA -ロカ-
03.さよなら最終兵器
04.涙がこぼれそう

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTは、The Whoの“ODDS AND SODS”を模した“CHICKEN ZOMBIES”のアナログ盤ジャケと‘THE BIRDMEN’や‘GET UP LUCY’で、「を!」となり、「こいつらWho好きなんだ。」と気にはなったものの、あれよあれよという間の世間の盛り上がりが凄過ぎて、乗り遅れているウチに解散〜アベ・フトシが亡くなって今に至るという個人史。

そんな状況だからして、ファンの方にはお叱りを受けてしまいそうだけれど、今回のサポーティングアクトの中では唯一の無名@個人的にはだった。
で、The Birthday って Who are you?←ちなみに、ココ The Whoに掛けてマス。
ということで、前日くらいにwikipediaさんに訊いてみたところ、チバユウスケさんが率いていて、クハラカズユキさんも所属している由緒正しいバンドであることが判明、お得感もグッと割り増して当日に臨んだ。

The Crests の ‘sixteen candles’がオープニングSEか。憎いぜ。現代の感覚からすると隙間の多いレトロ感が、これから始まる阿鼻叫喚、といわけでもないですが…なライブへの期待と不安を煽る。
ディストーションがかかったギターサウンドとハスキーなヴォーカルがかっこいい。いーじゃないですかー。こういうフェスでは聞いたことのないアーチストの音に触れることができるから楽しい。
スタジアムの入りはホルモンの時とそれほど変わらないものの、見逃した永ちゃんファンの方々はもったいないことをしたと断言してしまいます。

曲と演奏は良いものの、クールさをウリにしているように感じられるThe Birthday。ホルモンのように笑いを取りつつ会場を和ませつつ自分達のペースに取り込んでいくスタイルではないため、そこのところはどうなんだいったい…。このままMCなしで永ちゃんファンを突き放したまま自らの世界観を押し付けて去るのかどうなのか。と気を揉みつつ老婆心ながら心配して観ていると。MCスタート。発言内容は忘れてしまいましたが←そのくらい覚えておけってな感じですが、ボソっとはしていながらも永ちゃんへのリスペクトを表明。そう来たか。カッコ良過ぎです。チバさん。
後日、“つべ”で今回のプロモビデオを見てみたら、「チバさんここで。」と永ちゃんの隣を指定されたら「マジかよぉ…。」とつぶやく姿が。素でカッコいいんじゃないっすかチバさんわ。もう。ホレたかもしれません。男だけれども。これから贔屓にさせてもらいやす。

ザ・ギターウルフ
さて、困った。観るのは2回め。なんで困ているかとかというと、世間的な評価と個人的な評価がまるで一致しないから。わからないんだよなぁ。ジャンル的に異文化ならそれもわからないわけではないのだけれど、MOTORHEADとTHE RAMONESを足して2で割ったような音楽性は主戦場というわけではないものの良く知っているトコロではあるはずなのに。響かない。なんで? 世間では、かなりリスペクトされているよね。彼らに近いところでは、KING BROTHERS辺りが思い浮かぶ。KING BROS.はライブで観てピン!と来たんだけどなぁ。ギターウルフはCDも聴いてはみたものの、それもイマイチ。今回はその印象を払拭するべく臨んだのだが、変化なし。
音も悪かったなぁ。

怒髪天
01.GREAT NUMBER
02.押忍讃歌
03.つきあかり
04.歩きつづけるかぎり

ギターウルフの時の音の悪さを引きずったままスタート。
どういうセットリストで来るか、いろいろ想像していたけれど、シンガロングな「GREAT NUMBER」で来たかー。
最近のライブではクライマックス近くに演奏されることの多いこの曲。いつもなら、熱くなった会場中の合唱になるシンガロングパートも、いまだに半分も埋まっていないスタジアムでは虚空を掴でしまう。彼らのステージ前には人だかりができているものの人数は少なくはないが、キャパと比較すると多くはない。
大海原に乗り出して夢を叶えるという勇壮な歌詞は永ちゃんフリークの心を揺さぶっただろうか。

2曲めは「押忍讃歌」。おっさんにエールを送る歌詞は、永ちゃんフリークの年齢構成を考慮するとドンピシャな内容。狙って来たとは思うのだが命中したかはややビミョー。MCの「今年で25年…」には、「を〜を〜」、「痛風のメンバーがいる」には、「あははは。」な反応が返されていたので、観てくれた人にはアピールできたのかも。

「つきあかり」、「歩きつづけるかぎり」で終了。持ち時間が少ないことは事前に承知していたけれども、ここはひとつ最後は「雪割り桜」という選択肢はなかったのでしょうかね。アニキ。

ザ・クロマニヨンズ
01.突撃ロック
02.タリホー
03.ひらきっぱなし
04.紙飛行機
05.雷雨決行
06.ナンバーワン野郎!

持ち時間は他と同じだと思ったのだけどなぁ。他の4バンドよりは持ち時間も長く、反応もよかったような。まぁ、プライオリティ的にはしょうがないか。ブルハ時代を入れても生ヒロトとマーシを観るのは初めてだったりする。ん〜、やはりさすがですなぁ。もうちょっと聴いてみましょうかね。

矢沢永吉
01.IT'S UP TO YOU !
02.鎖を引きちぎれ
03.恋の列車はリバプール発
04.チャイナタウン
05.ガラスの街
06.黒く塗りつぶせ
07.GET UP
08.YES MY LOVE
09.時間よ止まれ
10.レイニー・ウェイ
11.Rolling Night
12.ひき潮
13.YOU
14.棕櫚の影に
15.ラストシーン
16.MARIA
17.涙のテディーボーイ
18.ファンキー・モンキー・ベイビー
19.ルイジアンナ
20.逃亡者
21.I LOVE YOU.OK
22.SOMEBODY'S NIGHT
23.Wonderful Life
24.PURE GOLD
EN
25.サイコーなRock You !
26.止まらないHa〜Ha
27.トラベリンバス
28.SO LONG

それなりに予習して臨んだものの、意外に知っている曲が多いことに自分で驚いてしまった。
それだけ一般にも浸透しているということなのでしょうなぁ。この規模のライブをできるアーチストというのは。

観ている時はスタンドだったし。門外漢でもあったし。第一目的は怒髪天だったし。ということで、比較的、客観的に観察するようなスタンスで見ていたハズなのに、ライブの後しばらくの間は永ちゃんのビデオばかりをYoutubeで観ている自分がいました。

marillion1 at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

December 03, 2009

E.YAZYAWA ROCK3

E.YAZAWA ROCK

永ちゃんにはずっと第一線にいてもらいたい。門外漢のヘタレおやじからの切なる願いです。

ドキュメンタリーとしては正直ゆるい。所々に挿入されてた風景やニュース映像も意図するところは分らなくはないが、やや散漫な印象。

「YAZAWAが、白亜のホテルで目覚めて、海辺を走るから。これ絵になると思うんだよ。ね。いいよね(にまぁ笑)。オープニングはこれでいこう。」なんてやりとりが、きっと、いや絶対あったにちがいない。と思わせるベタな演出。

ベタなんですが、これが見ているとハマって来るから不思議。カリスマたる由縁か。

自画自賛はうっとおしいところではあるが、なるほど、確かにメロディーメーカーとしての才能がある。初めて聴いてもメロディーが耳に残る。

ほほう。永ちゃん、本当に凄い人だったのね。
ちゃんと聴いてみます。


オフィシャルサイト

marillion1 at 23:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)