板尾創路の脱獄王
January 24, 2010
板尾創路の脱獄王
正直なところ見くびっていた。謝らないと。すまん。
マーケティング戦略が透けて見えて来るような吉本総出演の予告編を観て、なんじゃ
こりゃ!?吉本新喜劇かよ。堪らんよなぁ。と思ったのは事実。侮り、舐めてかかった
ら足元をすくわれた。嬉しい誤算。
中々に見応えがある構成と作り。エンターテインメントであることに主軸をおきなが
らも芸術作品としての尖った部分を内包させているバランスが見事だ。
が、最後はやり過ぎのような気も。
ここは一歩引いて客にサービスする形でも良かったと思うのだけれど、らしいと言え
ばらしい。のかなぁ。
抵抗感のあった身内で固めたようなキャスティングも観終ってみるとさにあらず。
しっくりハマっていているような気がして来てしまった。勝手ですまないけれど。
おさむちゃんの下卑た雰囲気の看守長なんてサイコーだった。
モチーフになったと思われる「昭和の脱獄王」白鳥 由栄についての記述。
ロックなあなたには、やはりコレを。
初回盤(といってもCDだけど)のギミックジャケットを売ってしまったのは痛恨の極み。悔やんでも悔やみきれない。
オフィシャルサイト