Movie
May 26, 2015
May 14, 2015
イニシエーション・ラブ
ダマシのテクはたいしたことない。つか凡庸。
前提知識皆無で観たので、タッくんや繭ちゃんが辛い目に会ったりして、怖い展開になるんじゃないかとSIDE Aを観ている間はヒヤヒヤしていたのだが、SIDE Bにチェンジする頃にはその手の映画ではなさそうなことがわかって一安心。
ちゃっかり女子の強かな恋愛映画だった。
前田敦子が儚い女の子を好演。良かった。ちょっと見直した。
この娘、こういうキャラなのか。凄い美人というわけではないもののそこそこ可愛いくて、父性本能?男の母性本能?をクスぐるタイプなんだ。バカな男は放ってはおかないわな。おれもたぶん。
80年代のグッズが非常に懐かしくて、終映後明るくなってから感慨に耽っていたら、後ろから「え?!80年代生まれれだったんだ!?」なんて声が聞こえて来ましたとさ。
May 13, 2015
Zアイランド
センスは合わないけれど評価したいゾンビムービー。
ロッド・アージェントとコリン・ブラストーンのThe Zombiesも、"DAWN OF THE DEAD"にも一家言ある面倒臭い客になってしまうおれだが、本作は三池崇史ばりに悪ノリしつつもゾンビ映画のお約束を逸脱せず、伝統を踏襲していることは評価したい。まずはともかく。
ロブ・ゾンビも認めてくれると思う。
たぶん。
はちゃめちゃしつつも一本筋を通してある姿勢がいい。
初っ端のパイオツはでかいんだけどルックスはイマイチなチャンネーはいいとしても湘南乃海?風?がダイコンなのが先行きに不安を感じさせた。
続いて、ギャル投入。ギャル語の連発にさらにウンざり。
これはもうダメかも。
と、死にかけた状況に改善の兆しが見えてくるのがギャルとジャンキーのバトルシーンから。
『キック・アス』のクロエちゃんには届いていないものの、かなりいい感じ。カッコイイ。殺陣に惚れぼれ。この二人にならボコられてもイイかも。
哀川翔に「おやじ」つーのは違和感。親愛の情を込めた呼称なんだろうけれども。
今回も鶴見辰吾と木村祐一は脇役として十二分な働きだった。
シシド・カフカも良かった。この人、斉藤和義とも一緒に演ってたりするんだけれど、ナニモノ?と思って調べてみたらTHE NEWSのドラムだったんだ。
久しぶりのへぇー、へぇー、へぇー。
だなぁ。
May 11, 2015
May 02, 2015
April 30, 2015
ホーンズ 容疑者と告白の角
ややエログロナンセンス。愛すべきB級作品。でも、成人後のヒロインはカワイくない。
ここが重要なポイントで最後まで感情移入できなかったのは我ながら残念だった。子ども時代はそこそこイケてたんだけどなぁ。また、"やや"は"エロ"のみではなく、"グロ"と"ナンセンス"にも係る。
ラドクリフは良い仕事をしてたと思う。ハリポタのイメージがついているので本作にもなかなか食指動かなかったのだけれど、そこは実力で覆した。偉いぞ。
偉いと言えば原作者のジョー・ヒルも。
ジョー・ヒルはスティーヴン・キングの第二子とのこと。七光りと揶揄されることを避けるため素性を隠してデビュー。成功するまで身分を明かさなかったそう。身バレしたのも雑誌の曝露記事とのこと。
顔見りゃ笑っちゃうくらいクリソツだけれどね。親父に。
VFXは効いていて良かったんだけど、ストーリーには小説をそのままなぞっただけであることがわかる箇所も見受けられ、原作を読んでないと辻褄が合わず理解し難い箇所も散見した。
メディアの違いを考慮して表現しないとイカンわな。
そうそう、ラドクリフが演じたイグはかなりのアナログコレクターで、ボウイの"HEROS"やストーンズ"TATOO YOU"、ドアーズを含むグラムロックなコレクションを保持。あのレコード棚をチェックしたいと思った。最近、邦画、洋画問わずアナログコレクションが画面に登場する場面を散見するような気がする。良い傾向ですな。
アートワークのイメージから"TATTOO YOU"の邦題が『刺青の男』であることに馴染んでたけど、気がついたらこれって「墨入れてやる」とか「刻印してやる」とか「消えない印を着けてやる」てな意味だよね。"BLACK AND BLUE"とかバイオレントな表現を巧くイメージに取り込んでいるんでるということに今更ながら気がついた。研究して行こう。
April 28, 2015
国際市場で逢いましょう
泣いちゃった。・゜・(ノД`)・゜・。。
韓流三丁目の夕日人生波乱万丈泣いてもいいんだよ。である。まとめて言うと。
下条アトム似のダルグが胡散臭くて良かった。
近くて遠い隣国の近代史を時代に翻弄される一般市民の姿を通して知ることは良いと思う。
しっかし、韓流は災害シーンやら事故の場面やら戦場の場面の描写は生々しくてエグい。
はぁ。
じゃあ、「ギブ・ミー・チョコレート」について触れてみようか。
一応、念のため、過剰反応かも知れないけれども。
一応、念のため、過剰反応かも知れないけれども。
この場面、ちょっとカチンと来ないワケではない。白状してしまうと。
でも、ちょっと待て。
もし、史実に忠実だとしたなら日本も韓国も第二次大戦後から朝鮮戦争の頃の1945〜1950年は共に貧しかったということ。ふ〜ん。そーなんだ日本だけじゃなかったのねギブ・ミー・チョコレートは。と、いう歴史観のアップデートになる。
その後で、米兵に媚へつらってチョコレートをもらっていた街の不良に対して猿の真似をしてからかう場面が出て来る。
ここに揶揄の意味を匂わせているのだとしたら、ちょっとだけ寂しい。あぁ、やっぱり、まだそうなんだと心に影が射した。まぁ、こういうことで自分の心の動きも含めて、わだかまりのある歴史や国民感情に触れることは悪くはないかと。経験としては。
こういうことで溜飲を下げたり、ニヤリとほくそ笑むことで胡散を晴しているのだとしたらそれはそれでいいんじゃない。勝手にやらせておけば。
こちらでギブ・ミー・チョコレートは、既に「ギミチョコ!!」by BABY METALなんだしさ。
給料が入ったら、久しぶりに焼き肉でも食いに行くか。
おれ自身は韓国に対して特別な感情は持っていない。
キムチも好きだしさ。
おれ自身は韓国に対して特別な感情は持っていない。
キムチも好きだしさ。
April 26, 2015
ビリギャル
有村架純タソのアイドル映画でしかないのだが、いいんじゃね。それで。
"カワイイは正義"に1票を投じておこうか。いまのところは。
今回の統一地方選でも何処の誰かは存じ上げませんがグラドル崩れが当選したらしいし、イエローキャブも芸能事務所から政党へ鞍替えしておくべきだったと思われる。
"Cool JAPAN"のエレメントなのかもしれないけど、来るというか、フランスや台湾から熱い視線を向けられているのは"kawaii JAPAN"だろ。
話がズレた。
エンドロールに被さってくる男気溢れるサンボマスターの「可能性」にこれまた心が鼓舞される。
映画のテーマとシンクロしたベストなセレクション。
楽曲自体は可もなく不可もないいつものサンボマスターなのだが、山口さんの熱い言霊にこちらの心も共振。共鳴。この人の歌は静かに手を差し伸べて力強く握って引き上げてくれる。ここ1年くらい見てないんだよなぁ。サンボ。観てぇ。
で、「可能性」はシングルカットされずアルバム中の収録曲とするとのこと。新しいマーケティングなのだろうか。
子どもがいつも楽しくしていて欲しいと願うあーちゃん(お母さん)の姿勢が良かった。
さやか(有村架純)がツルんでる3人の友だちの内のひとりが気になった。誰だあれは。調べてみよう。
April 23, 2015
フォーカス
STONESの『Sympathy For The Davil』の'Ohoo! Ohoo!'は55回繰り返されるのか?
…と、いうことで数えてみましたよ。
と、いうのはウソなんだけど、本当のところが知りたいところではある。きっと、誰か数えてると思うので後でググってみる。
「詐欺映画にハズレなし。」が持論なんだけれど、「ウィル・スミスとニコラス・ケイジの出演作に駄作が多い。」ということも経験則から学んでいるもんで、本作も大きな期待はしてなかったのだけれど、これは「詐欺映画に〜」の方が勝るという幸せな結果。良かった。
本作には全く関係のないニコラス・ケイジをディスってしまってますが。
『黄金の指』を彷彿させるスリのシーンにwktkしながら観ていたらそれはまだまだ序盤だった。
最初から最後まで心地よいハラハラドキドキを感じながら観ることができる。
出口の見えない不況に喘ぐ日本にあってはバブリーにみえるシーンが、古えの80年代を思い起こさせたり、ディーン・R・クーンツの小説に描かれるディナーやパーティーのシーンを思い出させた。クーンツも読んでないなぁ。久しぶりに読んでみるか。
マーゴット・ロビーがエロい。
クライマックスの拷問シーンは使えるかも。何に?
April 22, 2015
April 16, 2015
April 05, 2015
March 30, 2015
Miss Fortune
GYAO!で'15/4/15限定公開中のショートムービー。
http://gyao.yahoo.co.jp/player/11013/v00001/v0000000000000000001/
偉大なる、しゅららぼん』を観た後に濱田岳の出演作で何かないか探していて行き当ったという次第。
しかも、脚本・監督は『しゅららぼん』の水落豊と来た。
これは、湖の民の「力」によるお導きに違いあるまい。
そういえば、『しゅららぼん』公開時に、たまたま長浜へ出張していて駅や街のそこここに貼ってある赤い学ランを来た濱田岳と岡田将生のポスターを目にしてたんだよなぁ。
で、これが秀逸。
まず、なんとなくひとりで観て、その完成度の高さに矢も盾もたまらず、「いい映画みつけたから。」と家族とも鑑賞。ウケた。
濱田岳のさえない青年、佐藤二郎のオカマ、そして夏緒というキャスティングがもう絶妙で最高。
「あれ?」と思ったことが少しづつ明らかになって、「ははん。」と思っている内にストーリーが展開、そして最後に「ぽっと」心の中に暖かな灯が燈る。
これを観てから、身の回りで起こる細々とした良いことやそうでないことを思うにつけ、それとなく背中方面の気配を気にするようになったり。できることなら、二郎さんではなく夏緒タソだと嬉しいなんて思ったりもしたりして^^;;。
忙しさにかまけて見逃しがちだった小さな幸運にも意識が回るようになったら、明と同様さえないと思っていた人生が捨てたもんじゃないのかもなんて思えて来た。←イマココ。
ここのところ穏やかでありながらもポジティブシンキングな毎日を過ごせてイマス^ ^。
好きな映画はあまたあるけれど、オールタイムフェバリットのラインナップに今年最初に並んだ。
最後に、音月まりあさんが気になっているのですが女優さんなんでしょうか。
ググってみても情報が見つけられないんですよねー。
March 23, 2015
JIMI:栄光への軌跡
ジミヘン初体験は“Hendrix in the West ”だった。
“Hendrix in the West ”には‘Sgt. Pepper s Lonely Hearts Club Band ’のカバーが収録されていて、変わった選曲だなぁと常々思っていたのだけれど、“Sgt. Pepper ”発売前、ポールとジョージがジミのステージを観に来た日に速攻でカバーしたなんてエピソードがあって、〜有名なエピソードらしい。おれは今日まで知らなかったのだが〜それ以降、何回か演奏していたようだ。
ちなみに、“Hendrix in the West ”収録されているのはワイト島のバージョン。
そんな伝説のシーンも生々しくドキュメンタリータッチで収録。
ジミヘンはもとより、キース・リチャーズやチャス・チャンドラー、ピート・タウンゼントのそっくりぶり、当時のロンドンのクラブシーンも生々しい。
去年来、モッズとジミヘンのマイブームの渦中にいることもあってスクリーンの世界に入りたくなってしまった。
HENDRIX EXPERIENCEはオリジナルテイクの楽曲使用を許可しなかったとのこと。
なんで、なのだろう。
“Hendrix in the West ”には‘Sgt. Pepper s Lonely Hearts Club Band ’のカバーが収録されていて、変わった選曲だなぁと常々思っていたのだけれど、“Sgt. Pepper ”発売前、ポールとジョージがジミのステージを観に来た日に速攻でカバーしたなんてエピソードがあって、〜有名なエピソードらしい。おれは今日まで知らなかったのだが〜それ以降、何回か演奏していたようだ。
ちなみに、“Hendrix in the West ”収録されているのはワイト島のバージョン。
そんな伝説のシーンも生々しくドキュメンタリータッチで収録。
ジミヘンはもとより、キース・リチャーズやチャス・チャンドラー、ピート・タウンゼントのそっくりぶり、当時のロンドンのクラブシーンも生々しい。
去年来、モッズとジミヘンのマイブームの渦中にいることもあってスクリーンの世界に入りたくなってしまった。
HENDRIX EXPERIENCEはオリジナルテイクの楽曲使用を許可しなかったとのこと。
なんで、なのだろう。
March 12, 2015
風に立つライオン
典型的な日本映画。なんだけれど、そのベタさがいいぞこれは。
企画やら、ストーリーやら、ワールドワイドなスケール感の出し方がいわゆる典型的なジャパニーズスタイル。シノプシスを読んだ時に感じた嫌な予感は見事にハズレた。
映画の作りは「日本映画」と揶揄される様式を踏まえながらその良点を確実にキャッチアップ、老若男女が楽しめる感動の名作に仕上がった。
萩原聖人の青木克彦や真木よう子の秋島貴子が島田航一郎について語る形式で物語は進むのだが、誰に対して語っているのか、誰の脳裏に去来した映像を観ているのか。
五島列島のおばあちゃんとケニアのおばあちゃんの他人を思いやる心に温かな心の共振を感じた。
企画やら、ストーリーやら、ワールドワイドなスケール感の出し方がいわゆる典型的なジャパニーズスタイル。シノプシスを読んだ時に感じた嫌な予感は見事にハズレた。
映画の作りは「日本映画」と揶揄される様式を踏まえながらその良点を確実にキャッチアップ、老若男女が楽しめる感動の名作に仕上がった。
萩原聖人の青木克彦や真木よう子の秋島貴子が島田航一郎について語る形式で物語は進むのだが、誰に対して語っているのか、誰の脳裏に去来した映像を観ているのか。
五島列島のおばあちゃんとケニアのおばあちゃんの他人を思いやる心に温かな心の共振を感じた。
March 05, 2015
February 26, 2015
February 23, 2015
ソロモンの偽証 前篇・事件
『中学生日記スペシャル自殺だったら良かったのに篇』だなこれは。
観ている間ずーっと気になってしかたなかったことは、自殺だと問題なくて、他殺だと問題だということ。
な、ワケないじゃん。自殺だって大事だろーよ。モラル崩壊してるんじゃね?
それと、受験を控えた公立中学の3年生が夏休みに裁判て。やるか?受験勉強するだろ、フツー。
そういうツメの甘さが重なり総じて中学生向け。
大人の観賞には耐えない。
良かったのは、ストーリーには関係ないけど、黒木華演じる森内先生のアパートの隣に住む市川美和子の楳図かずお『へび女』実写化シーン。
E-girlsの石井杏奈が演じる樹理ちゃんも良かった。この娘、注目しておいた方がいいかもしれない。
松竹が社運をかけていることはプロモーションの規模からも察せられるが、これまでの経験から言うと、そういう作品で当たったのって、みたことない。
因みに、『中学生日記』は好きですよ、おれ。
観ている間ずーっと気になってしかたなかったことは、自殺だと問題なくて、他殺だと問題だということ。
な、ワケないじゃん。自殺だって大事だろーよ。モラル崩壊してるんじゃね?
それと、受験を控えた公立中学の3年生が夏休みに裁判て。やるか?受験勉強するだろ、フツー。
そういうツメの甘さが重なり総じて中学生向け。
大人の観賞には耐えない。
良かったのは、ストーリーには関係ないけど、黒木華演じる森内先生のアパートの隣に住む市川美和子の楳図かずお『へび女』実写化シーン。
E-girlsの石井杏奈が演じる樹理ちゃんも良かった。この娘、注目しておいた方がいいかもしれない。
松竹が社運をかけていることはプロモーションの規模からも察せられるが、これまでの経験から言うと、そういう作品で当たったのって、みたことない。
因みに、『中学生日記』は好きですよ、おれ。
February 17, 2015
February 16, 2015
February 05, 2015
娚の一生
原作を読んでないと、各エピソードのつながりが断片的でちと辛い。
榮倉 奈々と黒木メイサ(本作には出演してません)って過剰評価されている気がしているのだが、本作を観て多少評価はアップ。おれのキャスティングでは堂薗つぐみは宮あおいだったんだがなぁ。まぁ、いいんだけど。
物語の舞台となっている角島県鶴水市は三重県伊賀市で撮影。スクリーンから風が吹いてくるような風景と日の光が美しい。
食事のシーンが結構あるのだが、染色を生業としていた十和さんが使っていたことが偲ばれる品の良い食器に盛り付けられた日本のごはんが美味しそう。工房とわの古い家具もとても“らし”かった。
ちょっと気になったのは海江田が使っていた離れにあったアンプとレコードプレーヤーだけのステレオセット。映るたびにレコードがないか探していたのだが存在は確認できず。ちょっとがっかり。
豊悦は相変わらずそういう演出なのかイモなのか判断に困る演技。まぁ、好きだけれどね。安藤サクラともたいまさこの、上手さは言わずもがな。安藤サクラはキレイになってた。
榮倉 奈々と黒木メイサ(本作には出演してません)って過剰評価されている気がしているのだが、本作を観て多少評価はアップ。おれのキャスティングでは堂薗つぐみは宮あおいだったんだがなぁ。まぁ、いいんだけど。
物語の舞台となっている角島県鶴水市は三重県伊賀市で撮影。スクリーンから風が吹いてくるような風景と日の光が美しい。
食事のシーンが結構あるのだが、染色を生業としていた十和さんが使っていたことが偲ばれる品の良い食器に盛り付けられた日本のごはんが美味しそう。工房とわの古い家具もとても“らし”かった。
ちょっと気になったのは海江田が使っていた離れにあったアンプとレコードプレーヤーだけのステレオセット。映るたびにレコードがないか探していたのだが存在は確認できず。ちょっとがっかり。
豊悦は相変わらずそういう演出なのかイモなのか判断に困る演技。まぁ、好きだけれどね。安藤サクラともたいまさこの、上手さは言わずもがな。安藤サクラはキレイになってた。
January 28, 2015
くちびるに歌を
中学生の子どもたちと安心して観ることができる青春映画。長崎の自然が美しい。
中学生が素直に前向きで、健全過ぎるような気もするが、ここで公序良俗に反するようなダークサイドを描く必要もなかろうかと。
ダメな父親がいたり、自閉症の兄がいたりするそれぞれの家庭の事情を抱えつつも、客観的には所謂フツーの中学生であるということがある意味リアル。
オトナ視点で見ればそれなりの理屈をつけて相応に対処してしまうことも人生経験が乏しい中学生は悩んでしまうのだったなぁ、なんてイスカンダルより遥か記憶の彼方になってしまったことを思い出したよ。
変にスレて横にうっちゃるのではなく真正面からドッシリ受け止めて眠れない夜を過ごせ少年少女よ。
なぜならば、みんな悩んで大きくなったのだから。
そしてそんな夜には、野坂昭如が歌った「サントリーゴールド900(ソクラテスの唄)」を聴きなさい。
Youtubeに動画もある。
サントリーゴールド900(ソクラテスの唄)
作詞:仲畑貴志
作曲:桜井順
ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか
ニ、ニ、ニーチェかサルトルか
みんな悩んで大きくなった
大っきいわ大物よ
オレもオマエも大物だァ
シェ、シェ、シェークスピアか西鶴か
ギョ、ギョ、ギョエテかシグレルか
みんな悩んで大きくなった
大っきいわ大物よ
オレもオマエも大物だァ
トン、トン、トンガラシの宙返り
中学生が素直に前向きで、健全過ぎるような気もするが、ここで公序良俗に反するようなダークサイドを描く必要もなかろうかと。
ダメな父親がいたり、自閉症の兄がいたりするそれぞれの家庭の事情を抱えつつも、客観的には所謂フツーの中学生であるということがある意味リアル。
オトナ視点で見ればそれなりの理屈をつけて相応に対処してしまうことも人生経験が乏しい中学生は悩んでしまうのだったなぁ、なんてイスカンダルより遥か記憶の彼方になってしまったことを思い出したよ。
変にスレて横にうっちゃるのではなく真正面からドッシリ受け止めて眠れない夜を過ごせ少年少女よ。
なぜならば、みんな悩んで大きくなったのだから。
そしてそんな夜には、野坂昭如が歌った「サントリーゴールド900(ソクラテスの唄)」を聴きなさい。
Youtubeに動画もある。
サントリーゴールド900(ソクラテスの唄)
作詞:仲畑貴志
作曲:桜井順
ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか
ニ、ニ、ニーチェかサルトルか
みんな悩んで大きくなった
大っきいわ大物よ
オレもオマエも大物だァ
シェ、シェ、シェークスピアか西鶴か
ギョ、ギョ、ギョエテかシグレルか
みんな悩んで大きくなった
大っきいわ大物よ
オレもオマエも大物だァ
トン、トン、トンガラシの宙返り
January 25, 2015
January 15, 2015
November 06, 2014
October 10, 2014
October 08, 2014
September 25, 2014
September 18, 2014
ファーナス/訣別の朝
エンタテインメントとして成立はしているのだけれど、それが故に訳分からなくなっているのも事実。
クスんだ世相と冴えない人生。大きな希望も持たず小さな幸せを感じながら真面目に暮らしていたのだが、なんて感じで始まる前半は昨今のデトロイトの惨状や出口の見えない不況と合間って果てしなく陰鬱。
実生活が暗澹としているのに、お金を払ってまで現実と変わらないようなお話しを見に行くのかねぇと、疑問が湧いた。
おれも冴えないけれどここまで酷くないよって、ことなのかなぁ。
冒頭、ストーリーとは直接関係の無いドライブインシアターのシーンが描く舞台設定は雄弁に作品世界を物語る。
後半は、復讐劇へと展開していくのだが、その理由となるネタ振りはそこここに散りばめられてはいるものの、取ってつけた感が拭えず、カタルシスを感じるまでには至らない。
このくだりが本作のエンタテインメント性のキモでもあると思われるのだが消化不良。
考えようによっては、スカっと浄化されないことこそがこの作品らしいといえなくもないとは言えるかも。
エンドロールでかかるのはパールジャムの「リリース」。
パールジャムってーのはこういうクスんだ世相と冴えない人生の画にとても合う。
おれが最近パールジャムにハマてるのはそういう理由からだったのかもしれんorz。
クスんだ世相と冴えない人生。大きな希望も持たず小さな幸せを感じながら真面目に暮らしていたのだが、なんて感じで始まる前半は昨今のデトロイトの惨状や出口の見えない不況と合間って果てしなく陰鬱。
実生活が暗澹としているのに、お金を払ってまで現実と変わらないようなお話しを見に行くのかねぇと、疑問が湧いた。
おれも冴えないけれどここまで酷くないよって、ことなのかなぁ。
冒頭、ストーリーとは直接関係の無いドライブインシアターのシーンが描く舞台設定は雄弁に作品世界を物語る。
後半は、復讐劇へと展開していくのだが、その理由となるネタ振りはそこここに散りばめられてはいるものの、取ってつけた感が拭えず、カタルシスを感じるまでには至らない。
このくだりが本作のエンタテインメント性のキモでもあると思われるのだが消化不良。
考えようによっては、スカっと浄化されないことこそがこの作品らしいといえなくもないとは言えるかも。
エンドロールでかかるのはパールジャムの「リリース」。
パールジャムってーのはこういうクスんだ世相と冴えない人生の画にとても合う。
おれが最近パールジャムにハマてるのはそういう理由からだったのかもしれんorz。
September 11, 2014
柘榴坂の仇討
あれ?!良かった。
井伊直弼と言われても、…ねぇ、ってな非歴男子なおれでも江戸から明治、サムライが髷を切って文明開化の音を聞かざる得ないという興味深い時代設定が効いた。
中井貴一の志村金吾、阿部寛の佐橋十兵衛が仇同志ながら、双方とも高倉健ちっくな武骨さを漂わせていてるところがオヤジ的には胸キュンポイント。
「あっしは古い人間なんでしょうかねぇ。」なんて鶴田浩二のセリフまでもが頭を過る。
耐えて忍ぶところがね。もうね、演歌な世界。これが心の臓を掴んで来る。刷り込まれてるんだね。
これはたまたまだけれど前日観た『舞妓はレディ』でスターレス高嶋の毒気にヤられていたところに、本作では志村金吾の友人として良い人役で登場。舞妓ではアクの強い放蕩者だっただけに演技の幅というか振幅の大きい役作りに混乱させられた。極私的な理由ですけれども。
志村金吾を支えるセツの広末涼子も良かった。
井伊直弼と言われても、…ねぇ、ってな非歴男子なおれでも江戸から明治、サムライが髷を切って文明開化の音を聞かざる得ないという興味深い時代設定が効いた。
中井貴一の志村金吾、阿部寛の佐橋十兵衛が仇同志ながら、双方とも高倉健ちっくな武骨さを漂わせていてるところがオヤジ的には胸キュンポイント。
「あっしは古い人間なんでしょうかねぇ。」なんて鶴田浩二のセリフまでもが頭を過る。
耐えて忍ぶところがね。もうね、演歌な世界。これが心の臓を掴んで来る。刷り込まれてるんだね。
これはたまたまだけれど前日観た『舞妓はレディ』でスターレス高嶋の毒気にヤられていたところに、本作では志村金吾の友人として良い人役で登場。舞妓ではアクの強い放蕩者だっただけに演技の幅というか振幅の大きい役作りに混乱させられた。極私的な理由ですけれども。
志村金吾を支えるセツの広末涼子も良かった。
September 09, 2014
August 06, 2014
July 06, 2014
April 25, 2014
April 22, 2014
April 12, 2014
April 10, 2014
March 12, 2014
March 06, 2014
February 28, 2014
January 28, 2014
January 16, 2014
ゲノムハザード ある天才科学者の5日間
ただいま絶賛売り出し中の感がある西島秀俊主演作。
西島秀俊を意識したのは、『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』のテレビシリーズの速水晃一役だった。
映画では、堺雅人が演じていた役柄だったが、西島版も良かった。
原作は未読だが、興味を惹かれるシノブシス。
そんなこんなで期待が高かったのだが、ひとことで言うと「難しい…。」
作品のデキは悪くない。
キム・ヒョジンもかわいい。
日本と韓国にまたがったストーリーも、最近の“いがみ合い”は忘れて協調路線を歩んでいるのは個人的には大歓迎。
ストーリーの複雑さを楽しむ作品ではあると思うのだが、いまひとつ練り込みに欠け、答合わせのスッキリ感が足りない。
西島秀俊を意識したのは、『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』のテレビシリーズの速水晃一役だった。
映画では、堺雅人が演じていた役柄だったが、西島版も良かった。
原作は未読だが、興味を惹かれるシノブシス。
そんなこんなで期待が高かったのだが、ひとことで言うと「難しい…。」
作品のデキは悪くない。
キム・ヒョジンもかわいい。
日本と韓国にまたがったストーリーも、最近の“いがみ合い”は忘れて協調路線を歩んでいるのは個人的には大歓迎。
ストーリーの複雑さを楽しむ作品ではあると思うのだが、いまひとつ練り込みに欠け、答合わせのスッキリ感が足りない。
January 09, 2014
オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
ディーン・R・クーンツの小説『オッド・トーマスの霊感(未読)』の映画化。
アメリカでは製作費に関わる訴訟問題が発生してお蔵入りになってしまったらしい。
小説は『霊感』を皮切りにシリーズ化されているのだが、映画の方はどうなっちゃうんでしょうか。気になる。
『シックスセンス』や『パニック・イン・スタジアム』に古今東西のサイコキラーモノの要素を注入し、主役にはマイケル・J・フォックスとシャイア・ラブーフを足して2で割ったような絶賛売出中の若手アントン・イェルチン、抑えの脇役にウイリアム・デフォーを配するという布陣は豪華だし、ボダッハ(悪霊)のCGを始めとする特撮も面白く、映画もクーンツらしいエンターテイメント要素てんこ盛りな感じで楽しまさせてもらえるのだが、反面、深みに欠けるのも小説と同様。
良くできたポップコーンムービー。
嫌いではないです。こういうの。
アメリカでは製作費に関わる訴訟問題が発生してお蔵入りになってしまったらしい。
小説は『霊感』を皮切りにシリーズ化されているのだが、映画の方はどうなっちゃうんでしょうか。気になる。
『シックスセンス』や『パニック・イン・スタジアム』に古今東西のサイコキラーモノの要素を注入し、主役にはマイケル・J・フォックスとシャイア・ラブーフを足して2で割ったような絶賛売出中の若手アントン・イェルチン、抑えの脇役にウイリアム・デフォーを配するという布陣は豪華だし、ボダッハ(悪霊)のCGを始めとする特撮も面白く、映画もクーンツらしいエンターテイメント要素てんこ盛りな感じで楽しまさせてもらえるのだが、反面、深みに欠けるのも小説と同様。
良くできたポップコーンムービー。
嫌いではないです。こういうの。