November 18, 2015

さようなら3

荒削りではあるものの、そこここに才能の煌めきを感じ取ることができる佳作。

寂寞感を感じさせる荒涼とした風景や様々なカットが美しく、マーカス・キーフの一連のレコードジャケットを思い起こさせ、曇天と色褪せた薄暮な色使いが3.11以降は漠然と心を覆う仄暗い感情とシンクロする。
中盤、婚姻届けを提出するために街まで車に乗せたカップルがターニャの出身地を聞いてアフリカ?アフリカかぁ、いいねアフリカ、アフリカ!アフリカ!!と反応するシーンでは、スクリーンに映し出されているシーンとはウラハラにアフリカの強い日差しと極彩色のイメージが脳裏に広がった。
アフリカからの難民という想像はあっても、アフリカへの避難という発想は無かった。
新井浩文は今回も良かった。



marillion1 at 23:34│Comments(0)TrackBack(0)Movie 

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